ライブ配信のリスナー獲得はコメントのしやすさが何よりも重要な理由を男性心理から考える
歌唱力で多くの人を魅了して一瞬でファンを作ってしまうカリスマ的なライバーさんもいますが、やはりライバーはリスナーさんとのコミュニケーションが軸となります。
ただ、リスナーさんからのコメント、リアクションが貰えないと、コミュニケーション自体が始まりません。
新人ライバーも、ベテランライバーの枠も、新規リスナーの獲得は共通する課題です。
今回は「リスナーのコメントのしやすさ」の重要性について解説していきたいと思います。
【新人ライバー枠】の新規リスナー・ファンの獲得、コメントのしやすさとは?
新人ライバーは、どんなライバーなのか?という事が分かりづらく、リスナーからすると、どんなコメントや会話をすれば分からないという問題点がある事が多いです。
「雑談・おしゃべり枠、お気軽にどうぞ」的なコメントがアイコンに載っているだけでは、話題に困って逆にコメントしづらいというのが男性ユーザーの本音です。
男性リスナーはコミュニケーション力が高い人ばかりではない、むしろコミュニケーション能力が高くない
男性リスナーは初コメントの時、緊張してドキドキしている。枠に入るだけでも緊張する!
という事を、ライバー側も理解しておく必要があります。
新人ライバーの枠はベテランライバーの枠よりも気軽に入りやすいという特徴はありますが、「最初のコメントをしやすい」というポイントが無いと、リスナーの獲得は難しいという事を知っておきましょう。
新人ライバーは「沖縄出身」「保育士」「読書好き」など話題のキッカケになる個性をアピールすべし
アイコンに「沖縄」という文字とハイビスカスのイラストなどが分かりやすく入っていれば、初めて枠に入る男性リスナーは最初のコメントをしやすくなります。
沖縄好きな人は多いですし、旅行に行ったことがある、行きたいと思っている男性は沢山います。
また、特に沖縄が好きではなくても「沖縄」という分かりやすい話題があるだけで、コメントのハードルが下がる。
これが重要なポイントです。
保育士、歯科衛生士など、男性に好まれる仕事をしているライバーも、興味を持ってもらいやすいですし、「読書好き」アピールを分かりやすくしておけば「どんな本を読むの?」というベタな質問から会話を始めることができます。
部活で対した成績を残していないとしても、「元サッカー女子」などとアピールするのも良いと思います。
体育会系の部活をしていた女性は健康的で礼儀がしっかりしているような良いイメージを持たれますし、サッカーとは男性には非常にハードルの低い話題です。
ファン・リスナーがつけば、一緒に企画や枠作りを考えてくれるようになります
ここまで新人ライバーは最初の分かりやすさや、コメントのしやすさが肝心という事を書いてきましたが、リスナーが定着すれば、リスナーが一緒に企画や枠作りを考えてくれるようになります。
どのライブ配信アプリでも、ファミリー機能のような、ライバーを含む、枠のリスナーが同士がコミュニケーションを取れるグループ掲示板のような機能が提供されています。
そこで「どういうイベントに参戦するか?」、「推しマークを決めよう!」、「キラコメを作ろう!」など、色々な相談をしながら、枠作りについて考える事ができるので、リスナーを心強いサポーターにして成長していくことができます。
【中堅・ベテランライバー枠】の新規リスナー・ファンの獲得、コメントのしやすさとは?
中堅・ベテランライバー枠の新規リスナー獲得は、新人ライバーの枠とはまた違った難しさがあります。
それは、ファミリー(既存リスナー)の輪が出来過ぎてしまっているという事です。
例えば、ちょっと興味があるというだけのレベルで、コムドットのファンオフ会、BTSのファンオフ会という場所にスムーズに入っていける自信がありますか?
古参のファンの圧が強そうとか、間違った発言をしたら怒られそうとか、想像するだけでも、怖いですよね。
リスナー同士が仲がよくファミリーが育っている、中堅・ベテランライバーの枠には、そういった敷居の高さが自然に生まれているので、以下に敷居を下げてウェルカムな雰囲気を枠全体で演出するか?というポイントが重要になります。
それは、もはやライバー一人ではコントロールできず、リスナーさんの協力も必要になってきます。
新規リスナーを獲得しよう!という枠全体の意思統一と連携プレーが必要
中堅・ベテランライバー枠では、ライバーだけでなく、枠全体で新規リスナーを増やそうという意思統一の基で、初見さんウェルカムな雰囲気を作っていく必要があります。
新規リスナーさんが枠に入ってきたら、古参メンバーは少しコメントを控え、新人さん歓迎の定期やタグを出し、ライバーと新規リスナーさんとのコミュニケーションを見守り、必要に応じてフォローする。
リスナーからは新規リスナーさんに必要以上に話しかけず、一人のリスナーから入室後に「どうぞ、ごゆっくり。気軽にコメントして下さいね♪」、退出時に「また遊びにきてね〜」とコメントする程度にします。
そして、何度かリスナーさんが枠に来て枠に定着したら、リスナーさんからも声をかけて交流を徐々に始めていく、そんな感じです。
もちろん、新規リスナーさんの性格やタイプにもよりますが、こういった連携プレーが重要になってきます。
まとめ
枠の成長レベルによって、考え方や意識すべきポイントは変化しますが、「新規リスナーの獲得」と「コメントのしやすさ」は共通の課題である事がお分かり頂けたかと思います。
残念ながら、今いるリスナーさんがずっと居続けるという保証は全くありません。
リスナーさんは、良くも悪くも循環するものです。
だからこそ、どのレベルのライバーさんでも、常に新規リスナーさんを獲得する事を意識した配信を行う事が重要です。